2024年3月12日火曜日

ウクライナ戦争の原因と今後を詳細解説!(ナレーション&全訳) ジョン・ミアシャイマー教授 Prof.John.Mearsheimer

ミアシャイマー教授が、今回のウクライナ戦争にまで至ったか、解り易く解説してくれている。ミアシャイマー教授からは正直で謙虚な人柄を感じる。重要なことはロシアが領土拡大の野望がなく、アメリカ主導でこのような事態になってるってことだ。
国家をも利用しようとする新自由主義を掲げるお金持ち達(グローバル資本)が、自分たちの都合のいいように世界をお金で支配しようとしているので、彼らはお金持ち寡頭政治をする国を拡大してるってことだ。
アメリカの支配は徐々に弱まり、ヨーロッパではEUの親分ドイツが力を増しているが、でも今は領土拡大や核戦争なんて本気で考えてる国など無いようだ。

エマニュエル・トッドさんによれば、先進国と台頭国含めて、人口増加も第二次世界大戦当時ほどの勢いもなく(先進国は移民政策という手段で人口を補充)各国弱点があり小国化しており、経済制裁という昔の大戦で覚えた手段が一番残酷で効果的だが、それも自国への影響もあるので痛し痒しってとこみたい。
ロシアのウクライナ侵攻の兵力は20万人ほどで、ウクライナ全土を掌握するには少なすぎるとミアシャイマー教授やエマニュエル・トッド教授も言っているので、そんな感じなのだろう。
ドイツやデンマークがウクライナに戦車など武器を送っているが、半分も使えなくて部品も不足し、何とか修理しながら使っているようで、フランスとアメリカと日本の議会では、ウクライナへの武器供与に反対されてるし、資金援助も制限されている状況。兵士も少ないし、もう上手く行ってないのは明らかでそろそろ止め時で、ロシアとの和平交渉にきちんと向き合う時期になってるんだろう。

※ウクライナ政府も含め、腐敗だらけ。MAXさんの面白い話MAXさんと緊急配信 ヌーランドからのカートキャンベル 米国務省の考えてること そしてほぼトラ! 2024.03.12. @tokyomax

昨日から僕は、エマニュエル・トッドの『我々はどこから来て、今どこにいるのか? アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか/民主主義の野蛮な起源 Où en sommes-nous ? Une esquisse de l'histoire humaine 堀茂樹訳、文藝春秋、2022年を読み進めてるが、家族形態から世界の政治や経済を観る、実に面白い人類学的視点から腑に落ちる分析をしているのです。

2024年3月4日月曜日

【Part.1】日本の報道では絶対わからない!プーチン大統領インタビューから分かるグローバリズムと世界支配の構造【愛国女子見習いチャンネル】【心...

続編:【則武謙太郎さんとコラボvol.2】プーチンインタビューを受けて グローバリズムと日本の危機 2024.03.01.

かつてその社会人類学の視点からソ連の崩壊を予言した一人、エマニュエル・トッドのインタビュー集『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』を読んでると、ヨーロッパのグローバル化のEUという現象で、独り勝ちしてるのはドイツってことだ。エマニュエル・トッドを読むとヨーロッバからの細かい事情が見えてくる…アメリカの言うことも聞かなくなるほどドイツは帝国化してるということだ。
そのドイツは親ロシアになったり、反ロシアになったり不安定な国らしい。メルケルは反ロシア、今はショルツだけど反ロシアで、アメリカが手を引いてる中(ヌーランドの辞任(解任)の意味することとDSの弱体化 そして後任は... 来週は露大統領選挙 2024.03.09.)、ウクライナへの軍事支援で危なっかしい。フランスはドイツに追従するばかりで、政権もル・モンドを代表するジャーナリズムはもはや冷静じゃなく、どうしたら良いのかも解らないって風。南欧の国々はEUとしてはほとんど力が無い状態。

ドイツが親分のEUはウクライナを安い労働力が必要なので、EUに引き込もうとしてる構図だ。西部の反ロシアの中にはロシア系住民に対して虐殺行為をしていたアゾフ大隊みたいな過激派ネオナチみたいな連中もいて、ゼレンスキーの政権に入っている。酷いことを散々やってきたが、西側はメディアコントロールで消してるし、これには敵わないとプーチンも言ってるように、メディアもグローバル資本のものと化し、グローバル資本のインフルエンサーと化している。
歴史的に隣のポーランドも反ロシア。ウクライナの東部ロシア系住民じゃない西部の親EUの人たちが難民として流入してるって訳だ。

一方、プーチン政権下のロシアは出生率も上がってきたし、エネルギーも農業も充実してて、経済的にロシア社会は安定してるとのこと。だからまったく侵略主義じゃないし、ただ地政学的にウクライナは緩衝地帯であるべきと思っていて、ロシアにとって重要な海上ルートとしての南の港も確保したいだけ。もう共産主義のスターリンの時代じゃなくなっている。更に言うと、エマニュエル・トッドは、日本はロシアと仲良くし、世界の現実の中では日本は核保有国となって、中国を牽制した方が良いとまで言っている。かつてトランプ大統領が安倍晋三首相に核を持てと何度もアドバイスしていた…それが世界の現実なのだろう。
※今までの流れをミアシャイマー教授が纏めてくれてますウクライナ戦争の原因と今後を詳細解説!(ナレーション&全訳) ジョン・ミアシャイマー教授 Prof.John.Mearsheimer

※下記のミアシャイマー教授の解説は、ドイツに腰巾着、新自由主義の緊縮財政で中小企業や国民虐めをしているフランスのマクロン(増税眼鏡の岸田文雄もそっくり…岸田は緊縮財政・移民受け入れ政策のドイツにもそっくり)がどれだけ頓珍漢だか…エマニュエル・トッドが嘆くのは解る→ なぜ「プーチンは賢く、マクロンはバカ」と言えるのか?マの派兵発言にプが核恫喝!スウェーデンとフィンランドのNATО加盟でも露が窮地にならない仰天の理由。(ミアシャイマー教授が解説) 

下記は核武装に対するエマニュエル・トッドの言い分。
日本への核武装提言
2006年、朝日新聞のインタビューにおいて、「核兵器は偏在こそが怖い。広島、長崎の悲劇は米国だけが核を持っていたからで、米ソ冷戦期には使われなかった。インドとパキスタンは双方が核を持った時に和平のテーブルについた。中東が不安定なのはイスラエルだけに核があるからで、東アジアも中国だけでは安定しない。日本も持てばいい。」と述べ、日本の核武装を提言した。さらにトッドは、ドゴール主義的な考えだとして、「核を持てば軍事同盟から解放され、戦争に巻き込まれる恐れはなくなる」と指摘する。ほか、被爆国である日本が持つ核への国民感情については、「国民感情はわかるが、世界の現実も直視すべき」とした。
フランスの核武装については、何度も侵略されてきたことが最大の理由とし、「地政学的に危うい立場を一気に解決するのが核だった」と指摘した。
日本が核兵器を持った場合に派生する中国とアメリカと日本との三者関係については、「日本が紛争に巻き込まれないため、また米国の攻撃性から逃れるために核を持つのなら、中国の対応はいささか異なってくる」との見通しを出したうえで、「核攻撃を受けた国が核を保有すれば、核についての本格論議が始まり、大きな転機となる」と指摘した。
2010年、日本経済新聞のインタビューでは、日本と中国との不均衡な関係に対して、ロシアとの関係強化を提言した。
日本は非核国なのに対して中国は核保有国です。経済でも日本は高い技術力を持つ先進国なのに比べて、中国は輸出や生産の規模は大きいが技術力は低い。日中両国は、均衡が取れていません。不均衡な関係は危険です。実際、中国は国内の不満をそらすために反日ナショナリズムを利用しています。中国をけん制するには、地政学的に見てロシアとの関係強化が有効なのです。
その後も、『文藝春秋』2022年5月特別号に寄稿した記事「日本核武装のすすめ」において、アメリカの核の傘は幻想であり、日本は核武装をするべきである」という主旨の提言を行っている。

でも核保有国はどこで核実験をしてるんだろうか…後で調べてみよう。日本が核を持ったらどこで核実験するんだろうか…

【参考資料】
ミアシャイマーが日本人に警告!「ウクライナ戦争が日本滅亡を引き起こす理由! 中国の台頭がなぜ日本の脅威になるのか?攻撃的リアリズムを詳細解説」(全訳&ナレーション)
「ウクライナ問題」とエマニュエル・トッドを堀茂樹教授と語る郷原信郎の「日本の権力を斬る!」#142