もう飽きてきた政治だけど…政治ってやっぱり何だかんだって言ってもエマニュエル・トッドやミアシャイマーなどのリアリストが的確で相応しいようだ。
プーチンはリアリストで、政治家らしい政治家というわけだ。SDGなどと言ってる環境左派の理想主義ってゴルバチョフなどの旧共産党勢力ということらしい。グレタちゃんの正義ヒステリーにみんな持っていかれ、地球が壊れるって叫ぶ(自然と言いながら実はキリスト教の人間中心主義で、人間は自然に責任があるっていう道徳観)。
それを利用し続けたのは…プーチン。今やドイツにルーブル建てでロシアの天然ガスを買わせてルーブルの価値は落ちるどころか上がっている…。買わないとロシア制裁って表向きは叫んでるEU諸国は持たないってカラクリだ。ロシアは天然ガス・石油だけじゃなく、金属・穀物なども輸出できる自給力の強い国家で、なかなか潰れないと思う。ウクライナにもし核を使っても、NATOは反撃しないって言ってるようだ。
それにアメリカのロッキード社、ボーイング社、レイセオン・テクノロジーズ社といった巨大兵器メーカーなどの軍産複合体、グローバル資本は戦争ば長引けば長引くほど儲けてるってことだけど、長期化すれば原材料が足りなくなるってことがあるので、ロシアと中国は有利になってくる…。
インドもロシア側に付きアメリカを離れたようで、中国を抑え込もうとするアメリカには痛手で、アメリカの影響力が弱まっているのが現状らしい。
トッド先生が言ってたけど、欧米の特にイギリス・アメリカのロシア嫌いの原因は人種問題…アングロサクソン・アメリカの欧米白人達は見た目も同じ白人のロシア人達が自分たちと同じ自由民主主義じゃなく、独裁的民主主義であることが許し難いらしい。制度としての自由民主主義と生活の考え方としての平等を重んじる自由民主主義って違うっていうのは面白い。
アメリカの今は格差がとんでもなく広がり少数の人間がアメリカを支配する自由寡頭政治、
ロシアは各階級の交流があり、都市に暮らす上流階級はむしろ少数派で、少数派を保護しない独裁主義的な民主国家
…ということらしい。
【参考資料】
■【ICF2022】プレセッション:我々はどこから来て、今どこにいるのか? エマニュエル・トッド
■2023.02.23 ミアシャイマー教授インタビュー完全版 ウクライナ戦争の状況や見通し、米外交政策などについて ※伊藤貫氏や中野剛志氏もたびたび引用する国際政治学者
■ミアシャイマー教授が解説 ネオリアリズムとは?理論とは?理論の限界とは?お薦めの本は?
※権威の無い無政府の国際機関の中では、パワーオブバランスの中で生き残るための競争が始まるので、みんなゴジラにならなければならないっていう感じ。日本もその中で自律的になるには核兵器は必需品って訳か…。他の平和に至る智恵は無いものか…。
※ミアシャイマー教授のお薦めの本は?→
■トマス・ホッブズ『リヴァイアサン』
■ミアシャイマー『大国政治の悲劇』
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