金融資本主義、グローバル経済が僕たちの生活の基盤を市場化して破壊している現実が、普通の人間にも解るようになってきた。
生活基盤とは宇沢先生の言う「社会的共通資本」だし、佐伯啓思先生の言う「生産要素」だし、それを構造改革派は市場化して不安定化させるということが、僕には解ってきた。
ノーム・チョムスキーさんのグローバル経済に対する批判もそういうことだろう。
竹中平蔵や現在の財務省やミルトン・フリードマンは、あらゆるものを市場化しようとする冷酷なグローバル資本主義者なのだと思う。
日本の経営の良さも共同体の仲間意識も商店街も労働力も土地も自然も保険制度も医療も水もエネルギー資源も道路も、自由、自由競争という美名のもとにすべて「市場化」して破壊するのが、グローバル経済なのだと気づいた。構造的貧困も、格差がこれほど開いてるのも、その結果。
EUというヨーロッパ内のグローバル経済の実験も失敗。アメリカでも不満が爆発、トランプ大統領が選出された。
グローバル企業は国家を超えて、国家さえも利用し、国家をも訴えることができる。TPPもそんな感じだ。
すべてを市場化しようとするグローバル資本主義に対して、国家が中央銀行と一緒にインフレ・デフレをコントロールし、生活基盤を国家が守らないと、生活の大事な物の安定化が破壊されてしまうことが解ってきた。僕みたいな駄目な人間でも、人間らしく生きていけるようになればと思って、こんな硬い話をアップしているのでご理解ください (^^ゞ
■宇沢弘文氏:TPPは「社会的共通資本」を破壊する【Part2】
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