2022年12月27日火曜日

【馬渕睦夫】実は今世界が本当に欲しいのは日本の●●です【ひとりがたり/まとめ】

ざっと『古事記』を読み終えた。もちろん角川文庫のビギナーズシリーズだけど。
馬淵さんは何回も言うけど、民間の動物学者の畑正憲(ムツゴロウ)さんに似てるので僕の全くの勘で信頼してる。そして日本の国づくりに協力してくれたユダヤ人(はた)も被ってる。
日本の歴史の大事な点は、外国の文化との融合を知性を持ってやってきたことだ。
聖徳太子の時代、対外的には天皇を中心とする律令国家を整え、和をもって貴しとなす精神(十七条憲法)で国家を治めた。
古事記は、世界は始まりもなく終わりもない天国はこの世に創るもので、天と地を結ぶことによってこの世の平和を実現するというものなのだと示している。天国は別世界には無いって思っていた僕には共感できる。
神はそれぞれの心の内に宿ってるもので、それを馬淵さんはそれに気付いてほしいという。これは完全に性善説だ。親鸞の悪人正機説を思わせる。悪人の内に宿る仏性を信じるということだ。大事なのは極端に走るのではなく、バランスをとること。人間の体と同じなのだ。
人間の体の中にどれだけ異生物がいることやら…と考えると解りやすい。そして生きてるってことは、生物学者福岡伸一先生の動的平衡ゆく河の流れは 絶え ずして、 しかも もとの水にあらず。 よどみに浮かぶ うたかた は、 かつ 消え かつ結びて、 久しく とどまり たる ためし なしの世界だということだ。無常なのだ。

馬淵さんは性悪説で成り立つ世界の政治構造を語りながら(僕もホントに呆れるほど金金金の性悪な連中が世界を牛耳ってると思う)、一方で性善説を語る…そんな日本を取り戻したいと切に願ってるように見える。金はどうも悪魔的に魅力がある。だからみんなやられちまう…共同体も家族もぶっ壊す。
そういう「灰色の男たち」はみんなの命の時間を奪って生きている亡霊だ。ミヒャエル・エンデの『モモ』はそう教えている…。
【追加資料】珠下なぎのブログ 「モモ」に学ぶ(10件)

っていうことで、どうも僕は…やっぱり馬淵先生が好きなのです。

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